お中元の熨斗(のし)の正しいマナーと書き方|基礎知識とギフトに使えるポイント特集

お中元の熨斗(のし)の正しいマナーと書き方|基礎知識とギフトに使えるポイント特集

目次

 

1.はじめに
2.お中元を贈る際の熨斗とは?
3.お中元に適した熨斗の書き方
4.お中元を送る際の熨斗のマナー
5.熨斗の表書きに関する注意点
6.まとめ

 

 

 

 

1.はじめに

 

夏のイメージ

 

こんにちは、東京ラスクです。

 

お中元を贈る際に重要なのが「熨斗」の選び方とその書き方です。お中元は感謝の気持ちを伝える日本の伝統的な贈答文化であり、正しいマナーを守ることが大切です。本記事ではお中元の熨斗について、具体的な書き方や選び方のポイントを解説していきます。

 

 

 

2.お中元を贈る際の熨斗とは?

 

お中元の贈り物

 

■熨斗の基本とは
熨斗とは、贈り物に感謝や祝意を込めて添える装飾的な要素です。お中元などの季節の挨拶では、熨斗が正しい形で使用されているかどうかが重要なマナーとされています。熨斗の由来や歴史を知ることで、その重要性をより理解することができます。

 

■お中元の時期に使う熨斗の種類
お中元の時期に使う熨斗の「水引」は、「紅白蝶結び」が一般的に使われます。水引は熨斗のデザインの重要な要素ですので、その意味や他の場面で使われる水引との違いを知っておくことが大切です。


・紅白蝶結び
何度あっても良いという意味を持つため、お中元やお歳暮、出産祝いなどに使われます。
・結び切り
一度きりで良いという意味で、婚礼や快気祝いなどに用います。さらに、婚礼関係には「10本結び切り」、病気などの快気祝いには「5本結び切り」と用途によっても異なります。

 

 

 

3.お中元に適した熨斗の書き方

 

■熨斗に記載する内容
熨斗紙には表書きと名前を書く欄があります。お中元の場合、一般的には「御中元」や「暑中御見舞」と書きますが、時期によって適切な表記が異なります。また、贈る相手に応じて自分の名前や会社名を記載することも重要です。

 

■表書きに使う言葉と注意点
熨斗に書く表書きの言葉には、季節や地域によって微妙な違いがあります。例えば、関東では7月中に送る場合は「御中元」、8月に入ってからは「暑中御見舞」、さらに立秋を過ぎると「残暑御見舞」と表記するのが一般的です。しかし、関西や沖縄などの地域ではズレがあるので注意しましょう。

 

 

 

4.お中元を送る際の熨斗のマナー

 

夏をイメージした風呂敷包み

 

■手渡しの際に使う熨斗
熨斗には、掛け方の違いもあります。「内のし」と「外のし」があり、地域や贈る相手によって使い分けることが大切です。

 

・内のし
包装紙の内側にのしをつける。控えめな印象を与えたい場合や関東地方でよく使われます。
・外のし
包装紙の外側にのしをつける。贈り物を強調したい場合や関西地方でよく用いられます。

 

■配送の場合の熨斗の付け方
配送でお中元を送る際にも熨斗の選び方やつけ方にも配慮が必要です。包装紙の上に熨斗を付ける「外のし」が一般的ですが、配送時に破損しないように細心の注意を払いましょう。

 

 

 

5.熨斗の表書きに関する注意点

 

■個人向けと法人向けで異なる表書き
個人宛てと法人宛てで表書きに違いがあるのをご存じでしょうか?個人の場合は「御中元」や「暑中御見舞」が一般的ですが、法人宛の場合は「御礼」や「御挨拶」といった表書きが適していることもあります。

 

■手書きと印刷どちらを選ぶべきか?
熨斗の表書きは手書きが良いのか、印刷が適しているのか悩むこともあるでしょう。手書きは温かみを感じさせますが、ビジネスシーンでは印刷されたものがよりフォーマルに見えることがあります。状況に応じて選びましょう。

 

 

 

6.まとめ

 

夏をイメージした和菓子

 

お中元を贈る際は、正しい熨斗の使い方と書き方が非常に重要です。熨斗の種類や表書きの違いを理解し、マナーを守って感謝の気持ちをしっかりと伝えることで、お中元の本来の意味をより引き立たせるでしょう。

 

 

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